introduce an ARTIST vol.1
〜着物作家 重宗玉緒さん〜

制作テーマは「メメントモリ」

重宗さんは、山口県出身。多摩美術大学美術学部生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒。

ルネ・マグリット、サルヴァドール・ダリ、 四谷シモン、ハンス・ベルメール、ヤン・シュヴァンクマイエル、寺山修司に影響を受け、大学時代にハマったという着物のデザインを始めて約10年。

着物だからこんな柄はダメとか、こんな色使いはまずい、とかそんな概念をぶっ飛ばすようなデザイン。これってあり?と自分の価値観を考えさせられる。

着物の世界でダークファンタジー・シュールレアリズムを表現しながら、吉田良主催のピグマリオンで球体関節人形も学び、オブジェ、立体作品も制作している。

一昨年の1月に初めての個展を開催。新宿の豆千代モダンでの取り扱いやWEBショップなど活動の幅も広がってきた。

(左上より時計回り)「め」とタッセルピアス、フレームオブジェ、球体関節人形オブジェ、「め」とコットンパールのデコ鼻緒

「商売っ気がない」と少し困った顔で言う重宗さんは、業界やお金儲けなど関係なく、自分の表現したいものを素直に、そして丁寧に作っていると感じる。

制作と普段の仕事の両立がストレスに感じる事もあると言うが、そのストレスも制作のエネルギーに変え日々制作に励む。

羊のオブジェ「for a new world」友禅染めと塑像を組み合わせたオブジェ。震災の後に制作した、生贄の羊のイメージ。

鳩柄の名古屋帯「petit pigeon」

着物の新しい可能性と未来を感じさせくれる作家さんである。

帆船柄の名古屋帯「Age of discovery」

☆こちらの帆船柄の名古屋帯と、鳩柄の名古屋帯は展示会「みんながあつまるきものやさん」でお披露目!
イベント詳細はコチラ


重宗玉緒プロフィール

アーティスト・着物作家。
友禅染め、型染め、捺染(プリント)などの技法で着物や着物周りのこものなどの染色作品と、オブジェ、球体関節人形などの立体作品を制作。

ポートフォリオサイト: http://www.tamaoshigemune.com/ (音が出るので注意!)

ブログ:http://ameblo.jp/tamao-shigemune/

Twitter:tamaoshi
facebook:重宗玉緒 にて情報を更新。


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